花見

普段、あまり構ってやらない嫁に少しゴマ擦りの為、尾道は千光寺へ花見に行ってきた。
桜はまだ3部咲きだが、久しぶりに2人旅でゆっくりと話も聞いてやれ、嫁の気持ちも少しは晴れただろう。
しかし、お昼食で入った尾道ラーメンは酷かった。
スープが辛くて飲めないのである。
出汁は魚だしだが、灰汁取りが良く出来ていて流石に人気店と思えた。
麺も合格点を与えられる。
しかし、スープは醤油辛くて、褒められたものではない。
周囲のテーブルでも水のお代わりをしている人が多数居たので、辛かったのは私だけではなさそうである。
店は行列が出来るほどの大繁盛店である、何かおかしい。
昼食以後、この疑問の謎解きで延々5時間は過ぎただろうか。
答えは、スープの温度かな?と閃きました。
背濾し油を使う尾道ラーメンは、醤油辛いスープに背濾し油の甘味が混ざって絶妙の旨さを出します。
特に名店となれば出しに拘り、背濾し油の溶け出しが絶妙で辛さを感じさせないもの。
今日のスープは背濾し油が溶け出していなかったのです。
スープの温度が低いからに違いありません。
名店がこの様なミスをする訳も無く、成らばワザトですか。
休日で店は大繁盛、回転率を上げるため、ワザとスープを温めにした?
まさかそんなことは考えたくないですが、今日のスープは温かったのです。